法律のいろは

 離婚しようと思っている・離婚しようといわれて困っている,お金や子供の事はどうすればいいのか,というお悩みを持つ際に,弁護士に相談しようというのは,選択肢の一つになるかもしれません。その際,離婚に「強い」弁護士がいいというのは,頭によぎるところです。

 実際,インターネット上等にもこうした「強い」という言葉は出ています。ここでいう「強い」とは何を意味するのでしょうか?「強い」という言葉がご自身にとってベストな選択を保障するものなのでしょうか?

 結論から言えば,「強い」という言葉ではっきりするものはないように,筆者は思います。つまり,それは何かとははっきりはしません。また,「強い」という言葉自体がベストな選択を必ずしも保障するとは限らない考えられます。

 その理由としては,「強い」という事柄は,離婚の案件の知識が豊富・経験が豊富・解決内容が良い・困難な問題を解決したなど様々考えられるところです。知識が豊富かどうかは実際のところ相談してみないと分からないところだと思われますし,経験が豊富というのも様々問題となる局面を解決したことが必要なように思われます。また,経験が多いゆえに,早目に見切りをつけすぎるというのも,親身になってくれないという不満につながるかもしれません。

 もちろん,相談数や取り組んだ案件の数は一つの指標ですし,解決事例というのも一つの指標です。しかし,人の感情などの問題が離婚の問題には大きく絡むところから,そうした面も含めてどのように解決してきたのかは,守秘義務を課せられている弁護士が全てを明らかにまではできないように思われます。

 結局のところ,最終的には実際に話をしてみる・その他紹介やホームページを見てみた際に,ご自身の感覚とあうかどうか等の相性の点が一番大きな点ではないかと思われます。その要素の一つに,仕事の取り組み方やこれまでの経験,知識があると考えられます,様々な要素から選択をしていくことが,いい弁護士選びにつながるのではないかという気がします。

 それは,弁護士に依頼する必要があるのかどうかという選択にも当てはまるところではあります。結局はご自身が一番重視するのは何かをはっきりしたうえで,それに一番対応してくれそうな方を選ぶかどうかという話になるように思われます。生意気な話で恐縮ではありますが,これをお読みになられた方の参考の一つになれば幸いです。

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