法律のいろは

離婚における話し合いで感情面の対立が大きな場合

2016年4月15日 更新 

 離婚に関する話し合いで感情面の対立が大きくなってくると,解決は相当遠くなってくるように思われます。こうした場合にはどうすればいいのでしょうか?                                                                    まず,そもそも早目に解決して先に向けて踏み出すのかが大きな決めるべきポイントではないかと思われます。離婚するか・修復を図るのかはもちろんですし,子供の親権や面会交流の問題,不倫(不貞行為)が存在する場合の話など感情面の対立が大きくなる場面は色々と考えられます。                                                                     離婚するのかどうか・子供の親権者をどうするのか等はそう簡単に踏ん切りがつかないことはありうるでしょう。ただし,それ以外のたとえば養育費や慰謝料などの各種お金の問題については,単に感情面の問題から多くを請求しようとしても,法律や裁判例によって認められないケース胃もあります。また,相手へ対する不信感から問題が長期化する可能性も出てきます。                                                                     こうした場面で,納得のいく状況でないと先へ進むことがどうしてもできないのであれば,納得のいくまで話し合いなどをしてみるという事も考えられます。これに対して,紛争にいつまでも労力や気力,時間をつぎ込んでも意味がないという決断に至った場合には,納得は重視しつつもいかにして早く問題を解決させるかが重要なポイントとなってきます。                                                                     その際には,感情面の対立ばかりを重視していては,いつまでも先に進めないという可能性も十分に出てくるでしょう。このことは,離婚に関する問題での打撃からの回復にも影響してきかねません。そのため,早く先に進みたいという決断があるのであれば,感情面ばかりを重視せずに第3者のアドバイスも聞きながら先へ進む方向がいいのではないかと考えられます。                                                                     もちろん,問題の内容やご自身の重視する点によって,どうしても納得できないと先へ進むことはできないということは十分にあり得ます。そのために,納得するまで時間をかけてでも争いたいという考えに至った場合には,その分の労力や時間がかかることは前提にした方がいいでしょう。こうした場合には,感情面の対立が大きくなることもあるでしょう。                                                                     ご自身の重視する点や感情面を中心とした対立の激化の可能性も踏まえつつ,決断をしていく必要があります。
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