法律のいろは

モジュール化?

2013年3月4日 更新 

 「モジュール化」,聞きなれない言葉です。

 「モジュール」とは,交換可能な単位という意味でコンピュータ用語では使うようです。「モジュール化」ということで最近よく言われていることは,機械化された仕事をこなしていくだけという働く方の仕事の仕方を表すものとして使われているようです。つい最近というか今日ネットを見ていると,某世界的に有名な本の流通企業の例を引き合いに出して述べている記事を見つけました。

 似たような話は,20世紀の初頭に「標準化」(科学的管理法)等が言われていた時代にも聞いた記憶があります。当時は「搾取」という言葉と結びついていたのではないかと思うのですが,今は「機械化」と結びついて使われている感じがします。経営者としては効率化と意欲の低下防止をどう組み合わせるかというのが変わらぬ課題なのかもしれませんね。

 個人的には,エーリッヒフロムの言う「自由からの逃走」で語られていた「自由」競争の中で不安の中に陥った人が「安定」を求めて「服従」への道に走ったことが何となく思いおこされました。「機械」により不安にさらされている状況が,この本に書かれている1930年代の状況とオーバーラップしたせいです。

 何かを得る「自由」とは,何も得られない「自由」の裏返し,「右肩下がり」かもしれないと言われる今の時代の中でどうやって過ごしていくか,実は毎日が重要な気がします。「逃走」するのも嫌な感じがしますので。。。

 そんな自分の財布からは,お金が「逃走」しています(笑)。毎日いろいろですが,腐らず過ごしたいです。

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