法律のいろは

春の芽吹き~ひこばえ~

2013年3月23日 更新 

だんだんと暖かい日が増えてきましたね。東京は数日前にもう桜が満開だとのことでした。広島ではまだ桜は3分咲きくらいでしょうか。

来週か再来週あたりが花見日和になりそうですね。

さて、今日は私の趣味?の俳句から。俳句は5・7・5という短い語の中に季語を織り交ぜて読まなければいけませんが、この季語がなかなか

覚えにくい。というのも季語は旧暦ベースなので、今の季節とずれていることがよくあるからです。たとえば、「朝顔」はいつの季語だと思いますか?

朝顔は夏休みの絵日記などの題材、というイメージが強いので、夏の季語ではないかと思うのではないでしょうか。ところが、「朝顔」は秋の季語です。

「天の川」なども夏の季語のようですが、実際は秋の季語なんです。結局のところ、一つ一つのことばがいつの季語か、覚えていくしかないのでしょうね。

ところで、俳句は普段使わない言葉が出てきますが、それを使って詠めるようになるのも醍醐味の一つかもしれません。今日のタイトルの「ひこばえ」という言葉もそうではないでしょうか。「ひこばえ」は漢字で「蘖」と書きますが、この漢字を見ただけでは何と読むのか分からないと思います。「ひこばえ」は「孫(ひこ)生え」のことで、切り株や木の根元から出る若葉のことだそうです。私も先だって俳句の投稿をするにあたり、歳時記(季語やその説明が書かれた本)を見て、この言葉と意味を知りました。

最近はパソコンで仕事をすることがほとんどになってしまったので、漢字が良く分からなくなることも多いのですが、俳句を作る際に歳時記を見たり辞書を引いたりすることで、新しい言葉の意味を知ることが増えました。漢字の勉強にもなっていいですよ。

最後にこの「蘖」を使った私のつたない句をご紹介します。「蘖の空をも突かんばかりかな」春の新芽は勢いよく出てくるので、空をも突こうとするようだ、という句です。

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