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契約の際に説明が十分でなかった際の問題点とは?

2020年6月7日 更新 

 最近様々な契約をする際に説明を聞きましたというチェック項目欄にチェックをしてほしい・署名をしてほしいという話を聞き書類に署名や印鑑を押すことはないでしょうか?こうした項目は契約をする上でのデメリットや注意点であることが多く,トラブルの原因となりかねないため確認を求められる場合が多くあります。

 他方で,そんな話は聞いていない・利益が出ると聞いていたということで,契約をしなかったはずだから契約を解消したい・賠償をしてほしいという話が出てくることもあります。そもそもの話として,話をしたのかどうかという点があります。聞いたかどうかは覚えていないということもありえますし,実際に話したかどうか(単に聞いていないだけなのかどうか)は水掛け論になりかねません。

 

 こうした点をクリアしたとして,話をしていない点が契約の解消や損害賠償につながるような重要事項であったのかどうかという話や相手先にそうした話を説明する義務があるのかどうかも問題となります。契約をする際に業者側などが全てを説明しないといけないわけではなく,あくまでも専門的な事柄等業者側が情報提供をしないとご自身が分からないだろう事柄(これは主観ではなく一般的に見てそう言えるかが重要になります)である必要があります。それは何だろうかという話が重要になってきますが,建物を建てる等の話であれば仕様その他安全面などに関すること等,投資の要素がある場合には収支見通しやリスクに関すること等が考えられます。ちなみに,説明がないことで求められるのは,契約の取り消しか損害賠償請求になります。

 契約の取り消しにつながるのは,契約をするかどうかを決めるうえでの重要事項について,事実と異なる説明をされたことで契約に至ったという場合が中心で,いわゆるBtoC取引の場合に消費者の立場で契約をした場合には認められる可能性は広くなります。誤解があってはいけないので捕捉しますと,事業用に比べればという話で,ハードルは存在します。損害賠償請求についても,説明義務に違反したといえる場合に無駄にかかった費用ということになりますので,そう簡単に高額の請求をできるわけでもありません。また,そもそも,説明義務がどのような話に合ったのか・義務の違反があったのか(きちんと説明があったのか)が問題になります。問題にしたい側がここをクリアする必要があります。ここをクリアできずクレームを言っている場合に,その言い方等によっては逆にクレームを言う側にリスクが出てくる(問題のあるクレーム)になる可能性もあります。

 

 最初に触れましたチェックボックス等の話はこうした問題をクリアするための方法と言えます。そのため,チェックをする際にはきちんと内容を理解しているか注意をする必要があります。また,こうしたチェックボックスがない場合には,どんな話だっのかメモしておくことは重要になります。

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