法律のいろは

離婚での慰謝料はどんな場合にもらえるの?

2013年4月1日 更新 

 今日から新年度ですね。新入社員の方の入社式を皮切りに初々しい人があふれそうですね。

 今日からは,日々相談をお受けすることにコラム的なことでも書こうかと思っています。

 離婚というと女性から慰謝料を請求し,男性は払うものと考えている方が多いのではないでしょうか?実際のところそういう例が多い傾向にはあります。そうはいっても,慰謝料は①離婚を一方的に余儀なくさせた方が払う②相手の権利を侵害したものが払うものです。

 ですから,女性が暴力をふるう・不倫(不貞行為)をした場合には,女性が支払いう責任を負うこともあります。

 離婚の慰謝料というとなんでももらえると考えている方をときどき見かけますけど,実際のところもらえない場合の方が多いのではないかという印象を持っています。間違いなく貰えるのは,暴力とかモラルハラスメントといったDVや不倫(不貞行為)の場合でしょうか。経済的に追い詰める場合にももらえる可能性はありますけど,相手にお金がなければもらえないこともあり得ます。

 少なくとも,単に性格が合わないとか・親族との折り合いが悪いでは難しように思えます。

 性行為拒否はもらえる可能性は十分ありますけど,言い分以外に証拠に乏しい点が難点です。モラルハラスメントにも言えることですけど。。。

 暴力(DV)の場合にも証拠は重要です。ケガしたところの写真や診断書,警察を呼んだ場合にはその記録(行政機関に言うと取り寄せができる場合があります)等が主なところでしょうか。

 不倫(不貞行為)は長くなるので,別の機会に触れます。

 桜がきれいな時期ですね。もうそろそろ散り始めているのが名残惜しいところです。

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