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婚姻費用とは何ですか?その⑪(~婚姻費用はいつから・いつまで支払えばいいの?~)

2013年7月21日 更新 

 これまで、婚姻費用(生活費)の金額の決め方、決めるにあたって考慮される事項、過去未払いになっている婚姻費用(生活費)はどうなるのかetc.についてお話ししてきました。

 

 今日は、婚姻費用(生活費)はそもそもいつから支払うべきものであって、いつまで支払えばいいのかという、若干根本的なことをお話ししたいと思います。

 

○ 婚姻費用(生活費)はいつから支払わなければいけないの?

 婚姻費用(生活費)は、結婚生活を送る上で必要な費用なので、それが必要になった時点で支払義務が生じます。夫婦には同居義務・互いに協力・扶助する義務がありますから、通常はお互い扶助が必要かは分かるでしょう。別居することで、一方が他方による生活の援助が必要な状態になれば、その時から婚姻費用(生活費)を支払わなければならなくなります。

 ただ、実際のところ、支払義務がある人が任意に支払わない場合、支払を求める権利がある者が請求をしたとき、つまり通常婚姻費用分担調停か審判の申立をしたときから支払義務が生じるとされています。

 

 ですから、法的には過去の婚姻費用(生活費)について本来遡って請求できるとしても、調停などを経ると申立の時からになることが多いです。婚姻費用(生活費)の支払がなく、話合いもつかないようであれば、早めに調停か審判の申立を行う必要があるでしょう。

 

○ 婚姻費用はいつまで支払えばいいの?

 婚姻費用(生活費)が、結婚生活を送る上で必要な費用であることから、その支払は、別居状態が解消して再び同居することになるまでか、離婚に至るまで払わなければなりません。

 離婚に至った場合は、婚姻費用(生活費)の支払義務はなくなりますが、子どもがいれば養育費の支払いを行う必要はあります。

 なお、夫婦の間で将来の婚姻費用(生活費)まで一括して支払うことを合意するケースがあります。ただ、この場合、一度金額を決めたあと、夫婦双方の収入が変わる可能性がありますし、当初の合意と異なる時期に別居を解消・離婚に至ることもあります。

 ですので、余り将来にまでわたっての婚姻費用(生活費)の一括支払を決めると、その後清算・調整しなければならなくなりかねないので、注意が必要です。

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