離婚後は、お互い夫婦でなくなるのですから、その後に再婚をするのは自由です。

　ただ、女性の場合離婚後６か月経たないと再婚できないという法律上の制約があります。これは、仮に離婚後子どもが生まれた場合、離婚前の夫との子どもか、再婚後の夫との間の子どもか分からなくなるのを防止するためとされています。

　ですので、こういった子どもの父親が分からなくなる心配がないとき、たとえば一旦離婚した夫婦が同じ相手と再婚するとき、夫が３年以上生死不明という離婚理由で離婚判決が出たときには、６か月待たなくても再婚できる場合もあります。

　また、男性・女性ともにあてはまりますが、離婚後、直系姻族であった人とは再婚できません。直系姻族とは、相手（元配偶者）の親族です。

　たとえば、夫と離婚したので、夫の父（もと舅）と再婚することはできないということになります。道義的理由からの制約とされています。