離婚問題トピックス

離婚原因を作った側からの離婚請求

2015年4月22日 離婚とお金, 離婚と手続き

 今離婚の話が出ている原因は相手方が作ったのに離婚に応じなければいけないのかという疑問がある方がいるかもしれません。離婚の話がつかない場合には離婚裁判になりますが,その際には法律で定められた離婚理由が必要となります。そうした原因を作った側の離婚請求が裁判で認められるかという点がここでの問題です。
 一番問題となるのは,不倫や不貞を行った側からの離婚請求ですが,裁判例上,離婚が許容される場合は限定されています。もっとも,離婚裁判の中までの状況から,離婚には応じるにしてもそれなりの負担を相手方にしてほしいというご希望をお持ちの方もいるかもしれません。これは,実際の修復の目途や相手方配偶者等への感情的な問題,その他の要素などを見定めてどうするかを判断する複雑な問題かと思われます。
 その方ごとの対応が必要な問題かと存じますので,専門家と相談して状況や気持などを整理してみて考えていくのが一つの解決への近道になるかもしれません。離婚原因を作った側,有責配偶者からの離婚請求については,当事務所のコラムである法律のイロハでも取り上げていますので,ご覧ください。

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